非エンジニアがディープラーニングG検定(ジェネラリスト)を取得したメリットを紹介します。
AI導入を検討する会議でエンジニアさんと会話ができるようになります。
対策はそれほど必要ないのでコストパフォーマンスが高い資格です。
✓G検定とは?
概要:ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する。
AIに限らない話ですが、何か技術を導入するときはその技術の専門部署が全てを行うわけではありません。
例えば、営業で売り上げの分析システムを入れたいときに、ITの専門部署と実際にそのシステムを導入する営業部門で共同することが多いと思います。
AIも同じで、AIの専門部署とそのAIを導入する部署で共同することになります。
その場合にAIの導入を適切に進めるために必要な最低限の知識を得ることを目的としています。

日本ディープラーニング協会 G検定(ジェネラリスト)を取ってから1か月です。
早速社内でAIを検討するタスクがあり、社外のエンジニアの方と打ち合わせをする機会がありました。
G検定を持っているメリットについて報告します。
✓この記事を読んでほしい人
・AIについて専門家ではない人
・会社の自分の部門でAIの導入を検討している人
✓この記事で分かるG検定を持っているメリット
・非エンジニアとして専門家と話ができる。
・ITに興味がある、強いことを社内にアピールできる。
✓この記事の信頼性
この記事は、当ブログ管理人のだんでぃーが執筆しています。
全くのAIの素人から、3か月でG検定(2019年11月受験)を取得することができました。
自分の部門(非IT部門)でAIの導入を検討しており、実際にG検定の知識を役立てることができました。
自分の経験に基づいて非エンジニアがG検定を持つことのメリットについてお伝えします!
G検定の詳細及び受験体験記についてはこちら!
目次
非IT部門でもAIの導入を検討する時代


うちの部門は非IT部門なので、プログラミングを書ける人は全くいませんし、AIの概要について説明できる人もほぼいません。
このような部門でもAIを使った業務を検討する時代になりました。
例えばAIの応用例としてはこんなものがあります。
AIの応用例
・社内資料のAIチャットボットでの検索
・労働時間から売り上げを予測する
しかし、AIの概要を知っておかないと何が出来て何が出来ないのかすら分かりません。
よくある間違いが

これはよくある、"とりあえずAI使って何かやってよ問題“です笑
AIはまだまだ万能ではありません。
AIに学習させるデータによって結果は変わってくるので、まだまだ人による調整が必要な分野です。
その限界を知っていないと夢のようなことばかり考えてしまって、現実的な議論ができません。
まさにG検定が目的とする、ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する。が活かされる状況です。
ココがポイント
AIを使うためにはその限界を知ることが重要!
ITコンサルタントやAIエンジニアと会議ができる

✔相手側は社外のコンサルタントとAIエンジニアの方で、こちらはIT部門ではないメンバーでした。



先方からはAI, ITに関するスキルの有無について聞かれていましたが、自分意外は特にスキルがない状況でした。

先方のリップサービスかと思いますが、専門家からすると全くの素人と話をすることはかなりの時間のロスと労力をかけることになると聞いたことがあります。
よくありませんか?

相手は専門知識がないのでそれを理解してもらうことはかなり難しいのは当たり前です!

売り上げ実績のデータを用いて、売り上げ予測や優良顧客を選定するモデルを作成


まず用意したのは今までの売り上げのデータです。
問題はここからで、このデータをどう処理した上でAIに学習させるかで結果が全く異なることを実感しました。
下記のようなことを実感しました。
AIを使用して学んだこと
・全てのデータを学習させることが良い結果を生むわけではない
・AIの学習方法の違いによっても結果が変わる(検証データと学習データの分割方法など)
・その結果が何を持って正しいとするかの定義が難しい
これらについてはG検定の学習の中でも触れられていることです。
読み込ませるデータの調整や、学習方法の変更など様々なチューニングをエンジニアの方と行いました。
もしG検定でAIの基礎を勉強していなかったら、完全にエンジニア任せでしたし、打ち合わせも苦痛だったかもしれません。
G検定が目的としているAIを事業に活かすということについて達成できていると思います。
G検定を持っていることでITに興味がある、強いことをアピールできる

資格だけ持っていてもしょうがないとはよく言いますが、持っていることは下記がアピールできるはずです!
もっと詳しく
・知識を持っている
・その分野に興味がある
・口だけではなく行動ができる
もちろん資格を取ったら全てが終わりではありません。
それをどう生かすかは自分次第ですが、アピール材料にはなるはずです!
G検定はコストパフォーマンスが高い資格!
詳細は下記リンクの公式ホームページを確認すれば分かりますが、G検定は下記の特徴があります。
✔実際にプログラムを書けるわけではない
✔AIを実装できるわけではない
✔難易度は高くない
✔知名度がまだ低い

少しでもAIを学びたいという意思の証としては社内外に示せるのではないでしょうか。非エンジニアで興味がある方は一度受験を検討してみてはどうでしょう?
難易度としては決して高いものではなく、自分は3か月の勉強で取得することができました!
G検定の詳細及び受験体験記についてはこちら!